ご褒美にお祝いに 箱根プレミアムランチ10選
2023.3.17 / 投稿者:ハコーダ編集部
HACOODA厳選!箱根プレミアムランチ10選
旅先のランチは大きなお楽しみ。箱根にはバラエティに富むランチスポットがたくさんありますが、今回はデートや記念日にぴったりの、ちょっと贅沢なレストランを厳選してご紹介。文化財や白亜の邸宅など、非日常な雰囲気もランチシーンを盛り上げてくれます。
富士屋ホテル メインダイニングルーム・ザ・フジヤ
格調高い設えに高揚感が高まる
昭和5(1930)年の建築以来、「富士屋ホテル」の象徴であり続ける登録有形文化財のレストラン。元宮内省技師の建築家が手がけた食堂棟の2階に位置し、風雅な御簾がかかる大窓からは、清々しい緑や雅な宿泊棟を望めます。天井高6mの格式高い折上げ格天井に描かれた日本アルプスの高山植物、中央の飾り舞台や欄間など、随所に施された草花や動物などの彫刻も訪れる人々を魅了します。
創業当時のレシピを受け継ぐ洗練フレンチ
特別な空間でのひとときを、より一層格別なものにしてくれるのは、創業当時のレシピに新感覚を取り入れた洗練されたフレンチ。「記憶に残る料理」をコンセプトに旬の食材を生かした料理の数々は、愛でて美しく味わって至福。料理を引き立てるワインとのペアリングもおすすめです。デートや記念日はもちろん、三世代でのランチにも最適。ホテルの社是、「至誠」に基づくホスピタリティも長年愛され続ける理由です。
懐石料理 花壇
館内は典雅なアールデコ様式の意匠
箱根登山鉄道が発着する強羅駅近く、専用踏切を渡った先の斜面に立つ名建築の温泉旅館、「強羅花壇」に併設された懐石料理店。レトロな外観が目を引く建物は、江戸期に創設された宮家・閑院宮家が避暑用の別邸として所有していたもの。昭和初期の建築で、館内を装飾するアールデコや二枚菊の意匠、調度品などから、在りし日の宮家を感じることができます。
手軽に楽しめる松花堂スタイルの「花の膳」
由緒正しきクラシカルな館内でいただけるのは、自然からの恵みを堪能する旬の膳。ランチメニューは、手軽に味わえる松花堂スタイルの「花乃膳」から、先付から始まる本格的懐石料理まで多彩。一品一品の彩り、器、盛りつけともに美しく、だしにこだわる品のある味付けで、素材のうまみを存分に味わえると評判。凛とした袴姿と和装のスタッフのもてなしも丁寧で心地よく、大切な人との会食やお祝い、サプライズに喜ばれる一軒です。
蕎麦 貴賓館(箱根小涌園 天悠)
国登録有形文化財建造物でもある藤田平太郎男爵のかつての別荘
2017年に開業した全室温泉露天風呂付の湯宿「箱根小涌園 天悠」の離れに佇む、大正ロマンあふれるそば処。店舗として使われている「貴賓館」は、1918(大正7年)に藤田観光のルーツである藤田財閥創設者の嫡男・藤田平太郎男爵のかつての別荘で、国登録有形文化財建造物。建築当時のままのレトロな手すきガラスから庭園や箱根の山々を望む風景には温かで微かな揺らぎを感じられます。旅先でのランチはもちろん、プライベートなお祝い事にもぴったりです。
箱根山膳
北海道北竜産の石臼挽き蕎麦粉で打つそばは、箱根の澄んだ水が使われ、コシがありのど越しもよく、風味も豊か。季節に合わせて冷たいそばや温かいそば、先付や天ぷら、甘味がついたセットメニューやお子様ランチもあり、食後は福禄寿御堂がある庭園の散策や、かつて男爵が蒐集した絵画を保管していた芸術蔵の見学もおすすめ。現在は、山本丘人や東郷青児など美術館級の名画に出合えます。
箱根 金乃竹 茶寮
金乃竹 仙石原の別邸 専用露天風呂付き客室
仙石原に2022年夏にオープンし話題を集める、日帰り専門の温泉旅館。客室はわずか8室で、1階の4室は2名から4名に対応し、カップルや友人同士、ファミリーに最適。専用露天風呂を配した贅沢な造りで、ふわりと硫黄が香る白い濁り湯に好きなだけ浸かれます。2階の4室は、専用風呂はないものの、館内に2つある貸切り風呂を利用でき、リフレッシュ目的のひとり旅にもよさそう。どちらも食事室とは別にベッドルームが備わり、横になってくつろぐこともできます。
黒毛和牛のしゃぶしゃぶ御膳
温泉を満喫した後は、「黒毛和牛のしゃぶしゃぶ御膳」のランチを。鰹だしにさっとくぐらせ、自家製のごまだれとポン酢で味わえば、口の中でとろけます。旬の素材で彩りよく仕上げた前菜盛り合わせ、だしをかけて異なる味を楽しめる釜炊きごはんも絶品。宿泊はできないけれど、都心からでも気軽にアクセスできる箱根で、日常を忘れる温泉旅館のデイユース。新しい過ごし方になるかもしれません。
鯛ごはん懐石 瓔珞(ようらく)
瓔珞コースにでてくる季節料理
早川と国道一号線が蛇行しながら重なり合う塔之澤、重要文化財のアーチ橋・千歳橋のたもとにある日本料理店。看板料理は、赤穂の天然塩で焼いた鯛の身をほぐし、箱根山の天然水を用いた昆布だしで炊いたご飯に敷き詰めた「鯛ごはん」。シンプルだからこそ、上品でありながらも力強い、鯛本来の旨味を存分に味わえます。一番人気の「瓔珞」は、月替わりの季節料理に鯛かまのあら炊き、名物の瓔珞豆腐にデザートが付き、メインを鯛ごはんか鯛茶漬けから選べるイチ押しメニュー。
鯛ごはん弁当 「彩り」
腕を振るうのは、京都南禅寺の料亭で親子二代にわたり研鑽を積んだ料理人。都内の5つ星ホテルで身につけたホスピタリティも心地よく、フランス料理界の巨匠、ポール・ボキューズ氏も、その味ともてなしを絶賛しています。テイクアウトが可能な「鯛ごはん弁当」は都度作りたてで、早川を望むテラス席で味わうこともできます。
牛なべ 右近
箱根唯一の川床 冬はこたつで温まりながら
箱根湯本駅前のにぎわいを離れた、古き良き温泉街の風情を残す滝通りに佇む牛なべ専門店。店名の「右近」は、約430年前の戦国時代、天下統一を目指す豊臣秀吉による小田原攻めの際、キリシタン大名として名高い高山右近が陣中を訪れた武将、蒲生氏郷と細川忠興に「牛鍋」をふるまったとの逸話から。
厳選した特選黒毛和牛の「牛なべ」
全国から厳選した特選黒毛和牛を使う「牛なべ」は、濃厚な味わいの割り下と自社農園で採れた自然薯に、肉をからめて味わうのが右近流。やわらかくジューシーな牛肉を、滋味溢れる自然薯と落とし卵とともに味わえば、たちまち“口福”に。おすすめは「右近コース」、月毎に代わるこだわりの前菜、蒸し物、自慢の牛鍋など、「右近」の魅力をたっぷり堪能できます。また、平日限定で手軽に牛鍋を堪能できる「牛なべ膳」もお得。店内には箱根唯一の川床も設けられ、清冽な須雲川の流れを楽しみながら味わう料理は格別で、デートや記念日にもおすすめです。
アルベルゴ・バンブー
仙石原の静かな一角に佇む一軒家レストラン
仙石原の表通りから少し奥に入った、静かな一角に佇む一軒家のレストラン。映画「ゴッドファーザー」のウエディングシーンに感銘を受けたオーナーが、多くの人が集う“家”をイメージし、8年もの歳月をかけて完成させた邸宅は、大理石の階段や瓦、敷石、食器などすべてがイタリア製。数多くのドラマや映画のロケ地になったのもうなずけます。
山と海の幸を取り入れたイタリアン
そんな異国情緒あふれる空間で堪能できるのは、山と海に近い箱根ならではの食材をふんだんに取り入れたイタリアン。神奈川のブランド牛・足柄牛、沼津港で揚がったばかりの新鮮魚介、湘南の契約農家から直接仕入れているこだわり野菜などが使われており、パンは自家製を提供。選べるパスタがメインのランチセットは日常使いに、前菜、パスタ、メイン料理、ドルチェを楽しめるコース料理は、デートや特別な日のお祝いにも最適です。
ITOH DINING by NOBU
NOBUこと松久信行氏とのコラボレーション料理
強羅公園近く、箱根登山ケーブルカーと並行した坂道の途中にある鉄板焼きレストラン。看板は控えめなデザインで、建物が自然石や樹木を配した前庭に囲まれているため、隠れ家的な雰囲気が漂います。料理は、世界的に有名なシェフ、NOBUこと松久信行氏とコラボレーションしているのが特徴で、厳選した特選黒毛和牛と旬の食材を生かしたコース料理が味わえます。
鉄板に臨むカウンター席
ランチは和牛ショートリブステーキ、シーフード、サーロインまたはフィレから選べるA4黒毛和牛ステーキを用意。季節のスープ、箱根西麓野菜のサラダ、姉妹店「PUB STOP」の自家製パン、または兵庫県産キヌヒカリのライス、デザート、コーヒー付きのコース仕立てで提供されます。シェフの手さばきや音、においなど、エンターテインメント感を楽しみたければ鉄板に臨むカウンター席へ。デートやグループにもおすすめです。
芦柳庵
絶妙な焼き加減も店主の熟練の技
早川に架かる湯本橋を滝通りと逆後方へ、静かな裏路地に佇む完全予約制のうなぎ料理の店。季節の木々を望む建物は、明治後期に建てられた築100年超えの古民家を改装したもの。古き良き時代にタイムスリップしたような感覚を楽しみながら、こだわりのうなぎ料理が味わえます。使用するのは、長年、活鰻問屋を営んできた店主が選び抜いた青うなぎ。湯本の名滝「玉簾の滝」の湧き水で、5日間ほど浸し泥抜きをしており、くさみのないおいしいうなぎを味わえます。
上うなぎ丼に季節の小鉢3品を添えたコースのみ
メニューは上うなぎ丼に季節の小鉢3品を添えたコースのみ。活鰻を腹開きで裂いて串打ちし、一度白焼きをして、蒸したうえでタレを付けて焼き上げたうなぎは、肉厚で身がふっくら、舌の上でとろけるやわらかさ。あっさりめのタレが、うなぎ本来のうまみを引き出し、硬めに炊かれたご飯との相性も抜群。誕生日などのお祝いやデートにぴったりです。
焼肉ROCK
非日常を演出する岩をイメージした外観
にぎわいを見せる箱根湯本駅前の国道一号線、その北側に並行する趣ある桜通りに2023年3月にオープンした完全予約制の焼肉コースの店。2名席、4名席が各2室、VIP用6名席が1室と、全て個室になっているのが特徴で、デートや誕生日、結婚記念日など、プライベートな食事に最適。「ロック(ROCK)=岩」の店名通り、岩をイメージした重厚で大胆なデザインも非日常を演出します。
A5ランクの極上黒毛和牛を厳選したコース料理
そんな上質な空間で味わえるのは、A5ランクの極上黒毛和牛を厳選し、そのおいしさをじっくり堪能するコース料理。最高の肉を見極め、火入れにこだわり、肉のおいしさを存分に楽しめ、鰹だしや中華の蒸しパンなども取り入れるなど、今までにないメニュー構成も魅力的。お酒好きな方には、シャンパンや赤白ワイン、ビールや純国産マッコリ、ウイスキーなど、幅広いラインナップのお酒とのマリアージュもおすすめです。