【2024年版】圧倒的に旨い!箱根・小田原うなぎ名店 10選[PR企画]
2024.7.19 / 投稿者:ハコーダ編集部
土用の丑の日は箱根・小田原のうなぎの名店へ
今年も「土用の丑の日」が近づいてきました。小田原・箱根は、都内に負けないうなぎの名店ぞろいなのをご存じでしょうか。「串打ち三年、裂き八年、焼きは一生」という言葉があるように、うなぎ料理は職人の魂が込められています。肉厚ふっくら艶々のうなぎと、タレの染みたごはんをかきこむ瞬間は至福のひととき。暑い暑い今年の夏を元気に乗り切るために、旨いうなぎを食べに出かけませんか。
うなぎ亭 友栄
国道一号線沿いに佇む和風建築の一軒家、そこが創業46年を迎えた「うなぎ亭 友栄」です。この店を目指して遠方からも多くの人が訪れる名店中の名店。こちらで主に使われているのは、通称“アオ”と呼ばれる最上級の青うなぎ。生け簀は先代店主がたどりついた小田原の湧水で満たされ、うなぎや料理を生かす名水として使われています。
「うな重」に松竹などのランク分けはありませんが、蓋を開けてその大きさにびっくり。肉厚で、美しい照りと香りが食欲をそそり、繊細で上品なタレがうなぎの繊細なおいしさ引き立てます。「白焼き」は、鮫皮おろしを使って自分で生わさびをすりおろし、柚子胡椒と山椒味噌の薬味で。
うなぎを待つ間、お酒のアテに注文したいのは「割きたてのきも」。くさみも苦みもなく、甘辛いタレと卵黄を絡めて味わえばふわっと口の中でとろけます。客席はテーブル、お座敷、カウンターのほか家族やグループに最適な個室もあります。
芦柳庵
箱根湯本駅から徒歩10分、静かで落ち着く路地に佇む蒲焼き店。店舗として使われているのは、箱根屈指の温泉旅館「萬翠楼 福住」の主人の弟夫婦のために建てられた、築100年を超える古民家を改装した建物。古き良き時代の日本家屋の風情に包まれ、庭の緑を眺めながら味わううなぎ料理は格別です。
東京で長く活鰻問屋を営んだ後に店を開いた店主は、絶滅が危惧される天然うなぎは使わず、静岡・愛知・宮崎産の青うなぎを厳選。「延命水」として知られる箱根の名滝、玉簾(たまだれ)の滝の水に5日間ほどさらして泥抜きしているので、くさみはまったくありません。
メニューは、上うなぎ丼に季節の小鉢3品、デザートが付いた「うな丼御膳」のみ。見事な輪島塗の丼に盛られたうなぎは、肉厚でふっくら、皮の焼き具合もちょうどよく、タレは甘すぎず淡麗で、粒だったお米との相性も抜群です。一品料理の白焼きも一緒に楽しみたいですね。
豊島鰻寮 一月庵
歴史的建造物で風味豊かな味わいのうなぎ料理を堪能できる専門店です。店舗に使われているのは、国登録有形文化財の「豊島邸」。趣ある瓦葺屋根付き門と黒板塀に迎えられ、中に入れば書院風と数寄屋造りを組み合わせた非日常の空間が広がり、時代を遡ったかのよう。
専門店らしく「蒲焼き」「白焼き」「うな重」「肝焼き」「うまき」「うざく」「うなぎの湯引き」など、うなぎ料理が目白押し。こちらのうな重はコース仕立てでご提供。秘伝の特製タレが鰻の香ばしさを引き立てる「うな重」に前菜三品・うな重・肝吸い・香の物・お甘と大満足な内容です。
一月庵の代名詞「うなべ」は、筒切りのうなぎを庄内麩や九条ねぎなどと煮込み、うなぎの骨のだしが染み出たお吸い物風の鍋料理。この「うなべ」も楽しめるうなべ・うな重コースもおすすめです。今に生きる貴重な空間で、多彩なうなぎ料理を心行くまで堪能したいですね。
うな和
創業は明治43年、国府津駅や国府津ICからのアクセスが便利なうなぎ料理の老舗です。うなぎが輪になったロゴマークは、人が人を呼び「わ」になる、幸せの「輪」ができますように、との店主の想いが込められたもの。目配り・気配り・耳配り・心配りを大切にしたおもてなしにも定評があります。
店主が追求するうなぎは「シンプルで飽きのこない、純粋なうまさ」。うなぎは愛知・静岡・鹿児島・宮崎などから仕入れ、一尾、一尾異なる個性を活かす職人技で、おいしさをより引き出して提供。同料金で楽しめる「うな重」「うな丼」は、食べられるグラム数で4種からチョイスでき、蒲焼きとごはんを別々にした蒲焼き定食にすることもできます。
ほかにも「白焼き定食」や「うな釜めし」、「きも煮」や「骨から揚げ」などの単品、特別な日に堪能したいコース料理も。サービス料・個室料無料の良心的な個室は、コース料理を注文すると優先的に利用できます。
うなぎ 松琴楼
小田原駅から小田原城址公園に向かうお堀端通りにある専門店で、独自の製法でふっくら蒸し上げた極上のうなぎが評判です。江戸末期から続く老舗ですが、かといって格式張ったところはなく入りやすい雰囲気。「うな重」は5段階、「かばやき」と「白焼」は3段階からうなぎのボリュームを選べるのは、食べる人のことを思ったこのお店ならではのお品書きです。
わくわくするような黒塗りの丸い漆器で提供される「うな重」の蓋を開けると、朱塗りに映えるうなぎがどん! 強めの焼き加減ですが、香ばしさとふわトロの食感、さっぱりしたタレがうなぎの味をしっかりと感じさせ、箸を持つ手が止まりません。
彫刻が施された欄間や趣ある格子戸、どっしりした柱など、古き良き時代の職人仕事が見られる店内も風情あり。うなぎにはポリポリおいしい骨せんべいが、お酒には麹のほのかな甘さで食べやすい自家製の塩辛が付くので、うなぎ料理の到着を待ちながら楽しめるのがいいですね。
小田原 柏又
創業は明治初期とされていますが、江戸時代に始まったとも伝わる老舗です。店名の由来は、家紋の三つ柏と初代又次郎から。木製の雨戸や木戸、水車に使われていた柱など、思わず写真に収めたくなる木造の店舗は、大正後期の建築。山縣有朋、近衛文麿や多くの文化人に愛され、店内には直筆の書、お宝級の骨董や絵画も飾られ、店内ウオッチングも楽しいですよ。
備長炭で焼かれた国産うなぎはふっくらやわらかで皮目はもっちり。甘さ控えめのあっさりしたタレで、飽きの来ないおいしさです。メニューは定番「うな重」のほかに「蒲焼き」、「志ら焼き」、「きも焼き」、「うな玉煮」、「肝吸い」など豊富にそろうのも魅力。
サイドメニューの名物は、「富士屋ホテル」で洋食を学んだ2代目が考案した「トマトサラダ」。丸ごとのトマトの中に蒸し鶏を詰め、まろやかな自家製マヨネーズがたっぷりで人気があります。
清風楼
江戸時代の文久2(1862)年に創業、160余年の歴史をもつ老舗中の老舗が「清風楼」です。気軽に利用できる食堂とコース料理を提供する料亭、2つの顔があり、青物町商店街に入口があるのが食堂です。かつて小田原の花街として栄えた宮小路は、東海道五十三次の小田原宿の歓楽街として栄え、 柳の木や灯籠が立ち並び、料亭や旅館などが集まり、多くの芸者が在籍する賑わいぶりでした。小田原は海山川があり、新鮮な野菜や魚介類にも恵まれ、清風楼にも文人墨客など多くの食通が通いました。
自慢は関東で40軒、神奈川で4軒、特性を活かせる店にしか卸されていない幻のブランドうなぎ、「共水(きょうすい)うなぎ」。大井川の伏流水を汲み上げ、天然うなぎと同じように何度も四季を体験させ月日をかけることで、天然うなぎのような甘い肉質と香り、天然うなぎを超える脂のりに育つそう。「うな重」「蒲焼き」「白焼き」で堪能できますが、数量限定なので予約必須です。
宮崎、鹿児島、熊本などから仕入れた厳選うなぎも、ストレスのない状態に戻してから調理するので、「共水うなぎ」に負けないおいしさ。どちらも、甘さ控えめの上品なタレで3度焼きにした照りが美しく、香ばしくむっちりとした皮目とふわりとした身が“口福”をもたらしてくれます。厳選うなぎの「うなぎ寿司」ももう一つの名物です。
鳥かつ楼
「日本のうなぎ百選」「ミシュランガイド」にも選ばれた、うなぎ料理の名店が「鳥かつ楼」です。小田原駅から少し離れた青物町商店街に位置し、玄関前から店内まで続く左官仕上げの洗い出しの床、飴色の細長いカウンターテーブルなど、実にいい雰囲気。奥にはくつろげる座敷席もあります。
うなぎの名店でなぜ「鳥かつ楼」? と思われるかもしれませんが、それは創業時に水炊きを看板としていたから。着席すると、まず味わい深い鶏スープが出てくるのはその名残です。うなぎは、地下から汲み上げる天然水で身を締め、うまみを閉じ込め、割いて竹串で打ったら素焼きに。じっくり蒸して、やや辛口のタレで焼いてあっさりした口当たりに。蒸し時間を長めにとることで余分な脂を落としているので驚くほど柔らかく、とろけるような食感が楽しめます。
「うな重」や「白焼」のほかに数量限定で「肝焼」や「肝煮」も。「板わさ」など小田原ならではの一品もそろいます。「うなぎの肝わさ」は、肝をわさび醤油でいただく、お酒がすすむ珍味です。
うなぎ乃稲荷舎
小田原や箱根湯本に多く集まるうなぎ専門店ですが、箱根の中ほどに位置する仙石原にあり、美術館めぐりやゴルフなどと合せて立ち寄るのもおすすめです。
独自ルートにより仕入れた国産うなぎをさばいた後の串打ちに使うのは、うなぎの香りをじゃましない竹串。タレは甘さと塩み、奥深さを追求した門外不出の秘伝ダレ。お店で実山椒からていねいに煮た実山椒は色鮮やか、さわやかな香りと辛味が特徴で、タレを3度漬けして香ばしく焼き上げたうなぎのおいしさを押し上げてくれます。
メニューは秩父宮家献上品の「極上うな重」、自慢のタレをまとわせた「蒲焼きご飯」、わさびと醤油で味わう「白焼きご飯」、著名人御用達の「うなぎの押し寿司」、香ばしい稲荷とうなぎを合せた「炙り稲荷」などバラエティ豊か。リニューアルしたカフェのような洒落た店内も素敵で、テイクアウトにも対応しています。
うなぎ 京家
小田原駅直結の複合施設「ミナカ小田原」の2階にあり、観光と合せて何かと立ち寄りやすい立地の専門店です。出店したのは湯河原でうなぎやカニ料理が評判の「京家」、和モダンな雰囲気の店内はテーブル24席、ベビーカーや車椅子での入店ができるのもうれしいですね。
香ばしいうなぎと秘伝のダレがからむ「うな重」は、小・並・上・特上から選べ、宮崎や熊本など産地を厳選したうなぎが味わえる「上」か「特上」(ともに肝吸い、お新香付き)が特におすすめ。伝統技の職人が焼き上げるうなぎは、香ばしくふっくらジューシー。やや甘めのタレですが濃すぎずさっぱり、うなぎ本来のおいしさが楽しめ、絶妙な炊き加減のごはんが進みます。「蒲焼き」「白焼き」の単品メニューもそろいます。
うなぎの焼き上がりを待つ間におすすめなのは、マグロは三崎、たこぶつは北海道など産地直送にこだわる海鮮。固めに焼かれた「濃厚 自家製プリン」(数量限定)をデザートに味わうのもいいですね。