8/5 箱根宮ノ下にお坊さんの朝ごはん「斎縁」がオープン
箱根宮ノ下に現役僧侶が作る精進料理の朝ごはん「斎縁」がオープン。富士屋ホテルの裏手路地を入っていった先にある曹洞宗の寺院「常泉寺」の副住職が手がけるお店です。元々は檀家の持ち物だった築80年の古民家を譲り受け、精進料理の朝ごはんが頂ける朝食処に改装。同世代の仲間とおよそ2年の工期を経て完成した空間は、日本建築の趣を存分に感じることができ、元々あった置き石を活かして作られたお庭からは四季の移ろいを感じることができます。
精進料理はコース1種類のみ(完全予約制)。箱根宮ノ下の名旅館「奈良屋」で使用されていたというひょうたんの木彫りが入ったお盆をはじめ、さまざまな縁で届いた焼き物と、お坊さんの食器「応量器」を使い、精進料理の朝ごはんを楽しめます。
この日はゴマだれ豆腐、サラダから始まり、茄子の唐揚げ 山椒ソース、海苔ごはん、けんちん汁、ジャガイモのきんぴら、梅干し、スイーツはオーツミルクの杏仁豆腐。それぞれ素朴ながらも手が込んでいて、丁寧な手仕事が感じられる一品が揃います。
2階はフリースペースとなっていて、時間制でレンタルも可能(要ご相談)。地元住民の寄り合いや施術など自由に使用できます。日々のお勤めや精進料理のこと、宮ノ下の歴史のこと、気さくに話す副住職の温かいお人柄があふれるお店です。旅行客、観光客、地元住民関係なく人々が集い、さまざまな「縁」が繋がるお店になりそうですね。
箱根もだいぶ秋の気配を感じられるようになりました。いつもより少し早起きして、箱根の清々しい空気の中で唯一無二の朝ごはんを食べに出かけてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION詳細情報
■斎縁
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下310
[営業時間]8:00〜お食事が終了次第
[定休日]火曜日、その他不定休日あり
[HP]https://hakonesaien.com/
[Instagram]@saien1989